きしもとのブログ。

日頃のあれこれニッキ。

オーキャンで広報物をつくったよ の巻。

 

こういうブログを書く時、何から書けばいいのか分からなくなってキーボードを打つ手が止まる。

かっこつけずに、だらだら書くぞ。(イタくてもいいや)

 

 

【近況】高校生に広報物つくったぞ。

 

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去年の11月に広報の方から「一緒に高校生に向けておもしろいものつくらない?」と声をかけてもらったのをきっかけに、約9ヶ月ほどかけて7月25日のオープンキャンパスを目指して「ほんねのあのね」という大学の魅力を5つのグッズにして詰めた広報物のセットを制作してきました。

当初はもっと早く配る予定でしたが、より良いものを制作するために7月になってしまいましたw

 

まず、なぜこんな事をしていたかというと…

 

尊敬している先輩が高校生に渡す広報物を制作している姿を見ていた私は「私もあんなことやりたいなぁ~」と思っていました。

私は総合領域(デザインプロデュースコース)に所属していて、企画(プロデュース)を中心に学ぶコースの学生です。

でも、4年間「企画って何?」ってずっと悶々して過ごしてきました。このまま卒業していいのか、ずっとモヤモヤしていました。

展覧会をやったり、部活立ち上げたりいろいろしてきたけど、これで良いのかなぁとずっと焦りは消えていませんでした。

(ハングリー精神とはまた違う気がする。とにかく焦り。)

 

だから、そのお話がきたときは本当に嬉しかったです。

先輩の姿を見て「スゴいなー」と思っていても、先輩はどんな気持ちでどんなことを考えてどんな経験をしているかなんて分かりません。

だから、スゴいと思うだけではなく自分も実際に経験したかったんだと思います。

いつも楽しそうにやっている姿を見ていたし、先輩からもらうアドバイスは説得力がすごくて「年齢が2個しか違わないのにどうして!」と悶々としていました。

当時は、進級制作展もやりつつ、就活もはじまり、時期的にヤバいのは分かっていても

「やりたい!」という思いが強過ぎて先の事あまり考えていませんでした。(主に就活)

 

 

 

この「ほんねのあのね」セットは、大学の広報課の方と一緒に私ともう一人の友人で企画し、プロのデザイナーさんや学生、先生、職員さんなど総勢約50名巻き込んで制作しました。

私がアイディアを出したり文章をつくって、もう一人の友人が客観的に見てくれて、連絡してくれたりスケジュール調節してくれたり。

(マネジメント的な?)

だいたい大きく分けてそんな役割かな。

 

 

さてさて、実際にやってみると、本当にやることが多くて「企画する」ということをしていました。実際のお仕事となると規模もタスクも全然違うと思うけど、私が1年生の時に思い描いていたことをまさにやっていました。

 

調べて、考えて、予算調べて、ダミーつくって、ラフのデザインイメージ考えてGOサインでて、スケジュール立てて、取材して、情報整理してデザイナーさんと打ち合わせして、出来たものに対して意見を言って、訂正してもらって・・・・∞

何度も何度も練って立ち止まって原点に戻って…∞

1~2cmくらいの写真の画像掲載の為に許可をもらったり、100文字もいかない文章もちゃんとチェックしてもらう。

こんっっっっっっな小さな事にこんなにも時間を掛けるんだ…!と本当に道のりは長かったです。(当たり前だけど)

途中、本当に出来るのかすこぶる不安でした。

 

 

ずっと「おもしろいことをしたい。」「おもしろいって何?」と考えていました。

高校生のころ、大学のパンフレットに心を躍らしていました。

憧れの芸大。何するんだろう…!

とくに芸大の広報物はデザインもかっこいいし、ボリュームもすごい、発想もサイコー!でわくわくしていました。

スケジュール帳や学生インタビューを見るのが本当に楽しかったです。

そんなことを思い出しながら、何を伝えたら高校生は喜ぶかなとずっと考えていました。

 

 

さて、「企画する」ことをして充実してると思いきや、段々と気持ちがしんどくなってきました。

こんなに時間を掛けているけど、本当に良いものが出来ているのか。

無駄とか思われたらどうしよう。こっちを優先して就活失敗したらどうしよう。

4年生は授業も少ないし、遊んでいる友人が本当に羨ましかった。だんだん内定者も増えてきた。そもそも引き受けた自分がバカだったのか。でも「やる」と決めたのは自分達。何やってんだ自分。忙しそう、いつも何かに追われている、時間なさそう、バタバタしてる、自分で自分の首を絞めている。

そんな姿を見られて格好悪い自分が本当に嫌でした。本当に格好悪い。本当に。

数ある大学のこんな小さな大学の為にここまで必死にやる意味って何!

とか…どす黒い気持ちまで生まれてきました。(…ごめんなさい!!)

 

綺麗ごと無しで、いや、マジでしんどかったし逃げたかった。

 

でも、一緒に制作した友人は教職に教習所に就活にバイトにめっっっちゃくっっっそ忙しいのにいろんな人に連絡してくれたり、資料まとめてくれたり・・・本当に心のそこからスゴいと思っていました。そして、自分のことより人のことを優先して…。

そんな姿を見て何度も自分を奮い立たせて、なんとかやってこれました。

私は、どちらかと言うと楽観的というか、雑?で「いけるっしょ」とか思っていつも ボロが出てくるので細かい所に目がいく友人はスゴいなと思います。

もはや友達とか俗にいうビジネスパートナーって感覚じゃない気がする。なんなんだろ。戦友?(褒めすぎてなんか気持ち悪いな。)

 

 

 

何かひとつでも大学在学中に「やりきった。」と言えるものが出来て本当によかった。

考えたものがちゃんとカタチになってよかった。

良いものが出来たね!と友人や先生、しゃべったことが無い学生や先生にも言ってもらえてよかった。

高校生じゃないけど、欲しい!と言ってくれた人がいてよかった。

そして何より喜んでくれておもしろいといってくれる高校生がいて良かった。

 

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終わってから「よかった。」という言葉しか出てきません。

小さい大学の小さい出来事かもしれないけど、本当にやって「よかった。」

 

どうしても、出来たモノが全てだから何も知らない人が手に取っても全く裏方の苦労なんて伝わりません。(特に今回渡す高校生には)

私自身、こうやってモノゴトは出来ていくんだなと、初めて頭で身体で知りました。

わたしがモヤモヤしていたのは、ここなのかもしれません。

プロデュースを学ぶコースとはいえ、「企画」をやっているようでやっていなかったから、本当に「企画」を学んでいるのか不安だったんだと思う。

(今回の活動はあくまでもモノゴトを進める一例ではあるけど。)

 

 

世に出て初めて反応が返ってきて、自信に繋がってなんとも言えない気持ちです。

世に出すって本当に怖いです。でも世に出さないと反応が返ってこない。

そして自分たちの思っている以上の何かが生まれるからおもしろいです。

 

こんなにも胸を張って渡す事ができたのは、今回の活動に協力してくれた方々のおかげだと思います。本当に。

こんなに良いものが作れたのは、デザイナーのniwaさん、イラストを書いてくれた学生、資料・情報提供してくれたみなさま、カメラマン、モデルをしてくれた友人、インタビューを引き受けてくれた方々・・・

ここにあげきれない程たくさんの皆様のおかげです。

そして全力でサポートしてくださった広報課の吉岡さん。

そしてそして、たまに愚痴を言い合ったりラーメン食べて励まし合ったりしてなんとか一緒に作りあげた菜穂ちゃん。

本当に感謝しかないです。

 

 

 

しんどいときいつも背中を押してくれる大好きな曲を聞くと涙が出そう。

あぁ、終わったんだなぁとじわじわと実感しています。

これからは、勉強と卒制と就活に力を入れて切り替えていかなきゃ。

今週最終面接だ。怖いけどやるっきゃないべ!

 

そして、遊ぶ!!!!大学時代あまり遊ぶことをしてこなかったので

いろんな所に出掛けて遊びたいのだ!!!!!

私も、あぁ憧れのポケモンマスターにもなりたいのだよ!!!!

 

さて。w

今回をきっかけに、成安に興味を持った高校生がいたらいいな。

正直、成安のいいところも嫌なところもあります。でも私の母校は成安です。

今回に限らずいろんな経験をすることができたのも、挑戦しやすい環境だったのも成安だったからできたことです。4年生の最後に成安に関わる事ができてよかった。

 

とりあえず、一つ大きな事が終わった。本当に、脱力感。

長いマラソンを走った気分です。

 

何か成長している部分があればいいな。

とりあえず泣く回数は減ったと思う。多分 。

 

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オーキャン当日はめっちゃ日焼けして疲れたけどそのあとのお酒はとても美味しかったーーー!!

 

(そして、関わってくださったみなさまには、きちんと後日お礼と一緒に出来たものを差し上げるのでもう少々お待ち下さいね!!!!)